アリソンエンジン

またP-38関連の話ですが…。

本を読むまで知らなかったことですが
第二次大戦時のアメリカ純国産の液冷エンジンは、
アリソンエンジン(V-1710)一種類しかなかったという話。
P-38、P-39、P-40、P-51(A型)とこの液冷エンジン搭載機はあるのですが
P-39は高高度性能が無かった…と言う話や、
P-51(B型以降)のようにマーリンエンジン(V-1650)を搭載して性能が向上した
と言う話が有名で、アリソンエンジンに対して良い印象はありませんでした。

アリソンエンジン搭載機のほとんどがあまり活躍できなかったのは
高高度での性能で、つまりエンジンそのものというより過給機の問題。
そもそも、アリソンエンジンはエンジン備え付けの機械式過給機と
ターボチャージャーの組み合わせが前提で開発されていたわけですが、
P-39のように機体開発途中でターボチャージャーを外され
1段の過給機だけのエンジンだけを積んだ機体は
高高度性能が出ないのは当たり前とも言える。

一方、マーリンエンジンは機械式過給機1段→2段と改良され(マーリン60以降)
これがスピットやP-51とかに積まれ活躍するわけです。
推力式排気管の効果を維持するために
排気タービンは使いたくなかった、と言う話もあります。

アリソンエンジンも機械式過給機2段に改造されるわけですが
追加の過給機がマーリンに比べ大きかったり
搭載したP-63があまり活躍できなかったことから
2段過給機アリソンは微妙な結果であった…と言う感じでしょうか。

で、本来のアリソンの仕様(過給機+排気タービン)で搭載したのが
P-38となります。
ご存知の通り、高高度性能も良い機体。
排気タービンを持つ戦闘機というと
P-47のようにデカい図体が必要になったりするのですが
P-38はその形状を生かし、無駄なく納まっている感があります。

何が言いたいかというと、アリソンエンジンは本領発揮すれば
決して悪くないエンジンだった、ということ。
1段過給機のアリソン積んだP-39でも、、
ソ連に送られ低空での戦闘に活躍したりもしてますし。
本を読んでなるほどーと思ったので色々書きましたが
間違ってたらコメントください。
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